Bさん(20代、男性)は正社員として勤めていた建築関係の会社を退職。入社してすぐに会社のブラックな雰囲気を感じていたようです。しかしそれでも、約3年間勤めた理由と弊社に相談したきっかけについてお話をお伺いしました。
前職に関して
Bさんはどういったお仕事をされていたのですか?
兵庫県で現場監督の仕事をしていました。
現場監督の仕事を始めたきっかけは何だったんですか?
新卒で入社したのですが、本音のところは第一志望の会社に落ちてしまったから、というのが理由です。たしかに建築には興味がありましたが、第一志望はディベロッパー系の会社への入社でした。
そうだったんですね。なぜ現場監督の仕事なんですか?
もともと学歴が高かったわけでもありませんし、そこまでいい会社に就職できる自信もありませんでした。「まずは手に職を」の思いが先行してしまいました。
実際働いてみて、仕事内容はどうでしたか?
働く前から想像はしてましたが、それ以上にハードワークでしたね。夏は暑いし、冬は寒い。残業は当たり前ですし、世間の「働き方改革」からは見放されているような環境でした。今でも思い出すだけで、心が苦しくなりますね(笑)
そういった環境はなぜ改善されないのでしょうか?
私が考えるに、主な原因は「働き手不足」だと思います。売り手市場なので、今は仕事も選び放題です。どうしても現場監督を志望する人材は少なくなってしまうので、結果的に一人にかかる業務負担が大きくなってしまいます。表面的なDXとか、業務効率化などでは改善しきれない、根深い問題だと思ってます。
退職を考え始めたきっかけ
過酷な環境の中で、実際退職を考え始めたきっかけをお伺いできますか?
約3年間務めてきたのですが、正直入社1年目のころから「転職したいな」とは考えていました。ただ、日々の業務の多さや、早期離職で次の転職がふりになるのでは、という漠然とした不安からなかなか一歩踏み出すことができずにいました。
何か転機があったのですか?
はい、3年目になると大学時代の同期がどんどん転職しはじめたんです。転職理由はさまざまでしたが、みな期待感をもって行動している姿に焦りを感じたのを覚えています。このままで本当にいいのかな?と改めて考え始めたのが、転職の第一歩でした。
退職代行を利用した理由
退職代行の利用を検討した理由はなんでしたか?
本当は退職代行を利用する予定ではありませんでした。自分で上司に退職の意思を伝えたのですが、「無責任だ」「人手が足りるまで許さない」そういったことを言われました。何度か退職を試みましたが、らちが明かないなと強く感じました。
なぜ、あなたのジンセイでの退職代行を決断されたのですか?
やはり、料金の安さですね。当時は手持ちのお金もほとんどありませんでしたし、最安値でサービスを受けられたのは嬉しかったです。実際、いろいろな退職代行サービスを比較しましたが、どのサービスでも退職は達成できそうだったので、安いに越したことはないと考えました。
実際どうでしたか?
すごく満足感が高いです。担当者の方とのやりとりもスムーズでしたし、会社から連絡が入ることもありませんでした。社宅だったのですが、退去手続きも滞りなかったですし。
そうおっしゃっていただけて、うれしいです。
前職の雰囲気的に、未払いの残業代や有給消化なども認められるか不安だったのですが、
しっかり取得することができました。あなたのジンセイさんからは、交渉はできない旨をお伺いしてましたが、意外と簡単に取得できるものなんだな、といった印象でした。
意外ですよね(笑)
会社としても、残業代の支払いや有給の取得は法律で決まっているので、不利になることは避けたいですから。労働基準監督署から指導がはいる可能性もありますしね。
その後のキャリアアップに関して
あなたのジンセイさんのキャリアアップ転職サポートを利用しました。今は、別業界で営業職として勤めています。
環境は変わりましたか?
はい、全く違います。カウンセラーの方と「どういった人生を歩んでいきたいか」「何にやりがいを感じるか」「どういった働き方、時間の使い方をしたいか」といったキャリアの話を入念にできたのが良かったですね。
良かったです。転職も安易にするべきではないですし、今後のキャリアを決める大きな決断です。だからこそ、しっかりBさんの思いをお伺いさせていただきました。
本当に感謝しています。退職代行の利用前は、すごく不安もありましたが勇気をもって一歩踏み出せた自分を褒めてあげたいです。
本日はいろいろとお話をお伺いさせていただき、ありがとうございました。
まとめ
過酷な労働環境から一念発起し、見事転職を果たしたBさんにお話をお伺いさせていただきました。
自分にあった働き方を求めて環境を変えてみることも時には必要かもしれません。今の働き方に疑問を感じている方、環境を変えたいと思っている方、その気持ちをきっかけに新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?