今回は、退職代行サービス「あなたのジンセイ」を利用したNさんに、その経験と転職活動についてお話を伺いました。Nさんは、ビルやマンションの管理を行う会社で働いており、その退職プロセスと新たなキャリアパスについて詳しく語っていただきました。
前職への入社背景
退職されたばかりの会社は、どのような仕事をする企業でしたか?
主にビルやマンションなどの不動産管理を軸に業務を展開している企業でした。加えて、リフォームや一般家庭向けのホームセキュリティサービスなど、住まいに関わる多岐にわたるサービスを提供していました。
入社のきっかけや経緯について、お話しいただけますか?
高専での学びを経て、就職活動を始めた際に、自分が本当にやりたいことが何か定まっていませんでした。そんな中、今回退職した会社は様々な事業を手がけているため、入社してから自分に適した仕事を見つけられるのではないかという希望を持ち、そこへの入社を決めました。
高専での専攻分野や勉強されていた内容を教えていただけますか?
物作りに情熱を持っており、その興味がロボット技術に向かっていました。そのため、ロボット制作に必要な機械工学や、プログラミングを含む電子技術など、幅広い知識を学んでいました。
高専の時に学んでいたこととは違った道で入社されたわけですね。
大手メーカーの機械を取り扱う工場でも選考に挑戦していましたが、思うような結果には至りませんでした。その過程で、今回退職した会社から最初に内定をいただき、そこに入社することを決めました。
入社後の働き方
入社した時に驚いたことはありますか?
仕事の質や教育方法について、あまり手応えを感じられなかったですね。新しい業務の指導は、自分より1年から2年程度先輩の社員が担当していましたが、彼らもまだ経験が浅く、未知のことが多いため、教え方が抽象的で不明瞭だったとのこと。また、仕事内容にもやや無気力な作業が多く、全体的に物足りなさを感じたという印象をお持ちのようです。
指導を担当してくれた先輩たちに
十分な信頼を寄せることが難しかった状況のようですね。
確かに、先輩たちも同じやり方で学んできただけで、彼らを責めることはできませんね。ただ、これが続けば新たに加わる人材もその才能を活かしきれずに終わる可能性があり、大変もったいないと感じました。ベテランの社員は他の業務に忙しく、直接教わる機会がなかったという状況も、新しい知識やスキルを学ぶ上での障害になっていました。
どんな仕事をされていたのでしょうか?
管理するマンションやビルの設備点検でした。具体的には、各種機械の数値や運転状態を検査し、何らかの異常を発見した際には、その原因を究明し、必要な修理を行うというプロセスを担当していました。
1日にどれくらいの建物を回るのでしょうか?
建物の大きさや時期に応じて異なりますが、日常的には大体2件の設備点検を行っていました。加えて、緊急の点検要請があった場合は、その対応にもあたっていました。点検作業を終えた後は、通常、オフィスに戻り報告書の作成やその他の事務作業を行うのが、私の一日の基本的な流れでした。
退職を決意した理由
大変だったことはありますか?
点検作業が予想以上に時間を要することが多く、その結果、オフィスに戻ってからの事務作業開始が遅れ、頻繁に残業になる状況は特に厳しかったです。1日の点検予定をすでにこなした後に、緊急の点検要請が入ると、その対応に追われることで感じる無力感は大きかったですね。
作業が終わったと思った矢先に来る依頼は辛いですよね。
月給にみなし残業代が含まれており、定められた時間を超える残業代は支払われない体制でした。そのため、緊急の依頼に対応している時間には、実質的に追加の給料がほぼ発生しない状況でした。このような状況下で、緊急対応を行っている時に、「自分の時間をどのように使っているのか」ということを考えざるを得なかったということですね。
退職代行を利用するきっかけ
上席の方に相談はされていますか?
職場では、自分が引き受けた仕事は自分で完遂する、というのが一般的な考え方でした。相談をしても、「それが普通だ」と返されることは予想できており、同僚たちも同様に自己責任で業務に取り組んでいる状況でした。そのため、状況改善を期待することは難しいと理解していたので、特に相談はしませんでした。
具体的な退職の話もされてないわけですね。
先輩たちが退職時に引き留められた話を耳にし、また自分自身も人手不足の状況を肌で感じていたため、自分が退職を申し出た際にも同様に引き止められることは予見していました。退職の過程で煩わしい交渉を避けたいという思いから、専門のサービスであるあなたのジンセイに介入してもらうことを選びました。
選んでいただきありがとうございます。
安心してご利用いただけましたか?
人手不足の状況を強く意識していたため、職場を離れる決断をしたことに対して、残された同僚たちへの罪悪感が強かったです。その罪悪感は、退職を依頼してからも続き、職場のことを思うたびに感じていました。そのため、可能な限り連絡を避けるようにし、職場とは一切コンタクトを取らないように心がけていました。退職手続きを会社と直接交渉することなく完了できたことで、最終的にはサービスを利用して良かったと感じています。
最後に読者の方へメッセージをお願いします。
人手不足で皆が頑張っている状況の中、退職の意思を伝えることへの躊躇や、引き止められる過程が面倒だと感じて、直接退職の話をすることができなかった経験を持っています。このように、退職について話しにくい環境にある人は他にも多く存在すると思います。退職代行サービスを利用することで、直接コンタクトを取ることなくスムーズに退職手続きを進めることができました。私と同じように退職の意思を伝えるのが難しい、または面倒な手続きを避けたいと考えている方には、このサービスを活用してみてはどうでしょうか。
まとめ
今回は、増加した長時間の泊り勤務が退職の決断に至った原因であるNさんからのお話を伺いました。Nさんのように人手不足である職場や、周囲も一生懸命働いている中で退職の意向を表明することが難しいという相談は、当社でも多く寄せられます。退職を切り出すことに躊躇している方、あるいはご自身だけの力では退職の過程を進めることが困難だと感じている方がいらっしゃれば、ぜひ退職代行サービスあなたのジンセイにご相談ください。